※毎月第1、第3月曜日にその回のお題(方言)をFacebook「いちばんいいまち いちはさま」に掲載し、お題のベストアンサーを本ウェブサイトに掲載しております。
あ行
・いづおんつぁん⇒代々のしきたり・経過・繋がりを熟知し、「仕切り屋」でもあり「鶴の一声」を発することも間々ある方で、親戚中から尊敬の念を抱かれている大叔父様(第17回ベストアンサー)
【使用例】いづおんつぁんきて、くだらずばりかだっていった⇒大叔父様が来て、駄々をこねていったよ
・〇〇いど⇒親戚や親しい人を呼ぶ時の敬称(第20回ベストアンサー)
【使用例】よっついど!よっついど!⇒(親戚の「よしのりさん」をニックネーム呼んでいる様子)よしのりさん!よしのりさん!
・おっつぐれ⇒でたらめな人、「やんべくせ」よりひどい適当な人(第11回ベストアンサー)
【使用例】あの人のかだるごどおっつぐれだもな⇒あの人の言うことはでたらめだな
か行
・かいすぅ~⇒お店で買い物する時に掛ける挨拶(第19回ベストアンサー)
【使用例】(店の入り口で)かいすぅ~⇒買い物にきましたよ~
・かすくされ⇒①文句とか小言、悪態をつくこと ②洒落っ気を出したり、知ったかぶりをすること(第9回ベストアンサー)
【使用例】かすくさればりかだんねで、はやぐよのごどすろ⇒かっこつけたことばかり話さないで、今やらなければいけないことを早くしなさい
・ぎったおんつぁん⇒かなり間抜けなおじさん(第29回ベストアンサーなし)
【使用例】あいず ぎったおんずだがら しゃねんだ⇒あの人はかなり間抜けだからしょうがないんだよ
・くだらず⇒駄々をこねること(第26回ベストアンサー)
【使用例】花山のいづおんつぁん いっつもくだらずばりかだって やんだぐなる⇒花山の大叔父様、いつも駄々をこねてばっかりで、もういやになっちゃう
さ行
・さすくさび⇒余計なこと(第4回ベストアンサー)
【使用例】なぬなくさ おめぬ さすくざびさいねげねぇのや⇒なんであなたに余計なことを言われなくちゃいけないの
・さぞれる⇒使い古されて、傷みが目立つようになった様子。または、風雨にさらされて、色も褪せ、使い物にならなくなった様(第28回ベストアンサー)
【使用例】このふぐ10年もきてだっけ すこすさぞれできたな⇒この服10年も着ていたら、少し傷んできたな
・じょんたいど⇒おだてるのがうまい人(第30回ベストアンサー)
【使用例】〇〇さんだらばいっそ じょんたいどだも⇒〇〇さんはいつもおだてるのがうまいから
・ずいら⇒(寄り道しないで)まっしぐら(第2回ベストアンサー)
【使用例】わだす、おどでなししてかげで、お奈良からずいらぼっぽりけってきたの⇒私は、おととい一日かけて、突然奈良からまっしぐらに帰って来たのよ
・すずがそろっと⇒静かでゆっくりしている(人)
【使用例】あの人すずがそろっとすてっけど、ほんとはきかねのだよ⇒あの人、静かでゆっくりしているように見えるけど、本当はやんちゃなんだよ
・すずくたま⇒邪魔の強調表現(第12回ベストアンサー)
【使用例】すずくたまだがら、あっちゃいってろ⇒邪魔だからあっちに行ってなさい!
・ずだらずだら⇒行動がダラダラ、グズグズしている様子(第35回ベストアンサー)
【使用例】いづまでもずだらずだらってんなよ⇒いつまでもダラダラしててはいけないよ
・すつもつ⇒(恥ずかしさも加わって)落ち着かずにもぢもぢする様子(第6回ベストアンサー)
【使用例】すつもつすねで、すこすちょどすてろ⇒動かないで少し落ち着きなさい
・すどげとり⇒時間がかかり、もたもたしていて鈍臭い様子(第8回ベストアンサー)
【使用例】〇〇さんさたのだんだげっと、あのひともすどげとりだもな⇒〇〇さんに頼んだのだけれど、あのひとも仕事が遅いな
・すなずるい⇒しぶとく賢くずるい(人)
【使用例】○○さん、かなりすなずるいがらな。きつけねげねぇぞ⇒○○さん、かなりしぶとく賢くずるいからね。気を付けなくちゃいけないよ。
た行
・だって⇒煩わしいの意味。"て"にアクセントがあり、標準語の「だって」とは全く違う意味
【使用例】だってごだ⇒なんて煩わしいんだ
・だなどの⇒旦那さん、ご主人、大黒柱、家長。いわゆるその家の責任者。旦那に殿を付けたのは、昔、殿様は家来に用を言いつけて、自分は好きなことをやって何もしなかったことから、我が家のダンナは殿様ということからこの呼び名がついたという説がある。(第21回ベストアンサー)
【使用例】今、光市いどはかしいでねぇがら、だなどのは光男さんでねが⇒今、光市さんは働いていないから、大黒柱は光男さんじゃないかな
・ちょす⇒さわる 触れる 弄ぶ(第5回ベストアンサー)
【使用例】このめぇもらしたたこ、まだばっこいのだがらあんまりちょすもっこぬすんなよ⇒この前もらってきた猫は、まだ子猫だからあまりいじくりまわしてはダメだよ
・つくらん⇒何もすることがなく一人でいる様子。それを憂いての表現(第18回ベストアンサー)
【使用例】つくらんとすてねで、おらいさあそびさございん⇒一人で寂しくしてないで、我が家に遊びに来てみなよ
・○○つさす⇒〇〇過ぎる中なのに(第22回ベストアンサー)
【使用例】このさみつさすな、なさ岩ケ崎さ行ってパークゴルフやんねげねぇのっしゃ⇒こんな寒すぎる中、なんで岩ケ崎まで行ってパークゴルフしなくちゃいけないの
.・とはずかだり⇒①戸が外れたように、ズレた話をする人 ②人がたずねないのに、自分から語りだすこと(第27回ベストアンサー)
【使用例】かづおいどだらば いっつも とはずばりかだってる⇒勝夫さんときてからは、いつも変なことばっかりしゃべっている
・どっつぬも こっつぬも⇒①どうにもこうにも手に負えないさま ②あちらにも、こちらにも(第16回ベストアンサー)
【使用例】どっつぬも こっつぬも このやろぬかがってがらは(笑)⇒本当にこいつはどうしようもできないやつだ(笑)
な行
・ねぇのでねぇのだ⇒お金や財産をあまり所有していないと思われる人が、「(お金は)ないわけではない」と見栄を張って強調する言葉(第7回ベストアンサー)
【使用例】なぬかだってっけおめ、おれだっておめ、ねぇのでねぇのだぞ⇒(見栄を張って)何を言っているんだ君、私だって(お金を)持っているんだよ
・なぬなくさ⇒何故そんな思いまでして(第24回ベストアンサー)
【使用例】なぬなくさ まがっとのひろすの言うごどきがねげねぇのや⇒なんで「(屋号)曲がっと」のひろしさんの言うことを聞かなければいけないの
は行
・はらぴと⇒孕み人(はらみびと)。妊婦さん。(第32回ベストアンサー)
【使用例】○○さん、はらぴとだつけもな⇒○○さん、妊娠したそうだな
・ひぎだすよめご⇒(引き出しのように)嫁に行っても、実家への出入りが激しい人(第14回ベストアンサー)
【使用例】あそごいのよめごもひぎだすよめごだもな⇒あそこの家のお嫁さんも、(嫁いできたのに)実家への出入りが激しいな
・ひてぇあわせのいどご⇒ひたいがくっついてしまいくらい近い関係のいとこ。4親等のいとこ(第25回ベストアンサー)
【使用例】おら ミックジャガーど ひてぇあわせのいどごだで(笑)⇒(冗談で)私はミックジャガーといとこだよ(笑)
・べほらん⇒何も考えておらず気の抜けた状態(第15回ベストアンサー)
【使用例】おやずけってくるでばいづまでもべほらんとすてんな⇒お父さんが帰ってくるから、いつまでもボケっとしててはダメだよ
・ほーっ!⇒遠くにいる相手を呼ぶ時の掛け声(第23回ベストアンサー)
【使用例】(向かい側の山で働いているおやんずに、「たばご」時間を知らせるため)ほーっ!⇒(向かい側の山で働いている旦那さんに、休憩時間を知らせるため)ほーっ!
・ぼっぼり(ぼっぽら)⇒連絡もせず突然に(第2回ベストアンサー)
【使用例】わだす、おどでなししてかげで、お奈良からずいらぼっぽりけってきたの⇒私は、おととい一日かけて、突然奈良からまっしぐらに帰って来たのよ
ま行
・もっこ⇒①怖いもの ②沢山しすぎること(第5回ベストアンサー)
【使用例】このめぇもらしたたこ、まだばっこいのだがらあんまりちょすもっこぬすんなよ⇒この前もらってきた猫は、まだ子猫だからあまりいじくりまわしてはダメだよ
や行
・やんべくせ⇒いい加減、適当(第10回ベストアンサー)
【使用例】そいなすごどはやんべくせでいいのだ⇒その仕事は適当でいいんだよ
・ゆぷゆぷっつい⇒水分を多く含んで柔らかい状態(第3回ベストアンサー)
【使用例】あの人 すばらぐみねうづぬ えらいゆぷゆぷっつぐなしたな⇒あの人、しばらく見ないうちにずいぶん太ってきたな
ら行
わ行
・わさする⇒イタズラ、ふざけ合う、かわいいわるさ(第13回ベストアンサー)
【使用例】わさすたみでな料理っこだきとも、食ってけらいん⇒いたずらしたような(下手な)料理ですが、食べてみてください