伊豆野堰は、伊豆野原(現在の志波姫地区)の周辺に用水を供給するために整備された水路で、この頭首工は1996年に完成した取水口です。

 伊豆野原は一迫川右岸の段丘面上にあり、平坦な土地が広がりますが、一迫川よりも高い位置にあるため稲作のための水を直接取水できませんでした。

 仙台藩はこの原野を開発するために、上流にあるこの場所から水を引くことにしました。

 1646年に完成した伊豆野堰は、広大な農地を潤す重要な用水として、現在も大切に使われています。